2009.01.23

Blog

ホワイトハウス

 

1月23日(金)
アメリカは、建国以来初めて、黒人の血を引く大統領を迎えたが、大統領の私生活を支えるホワイトハウスのスタッフの仕事って?
大統領の身の回りと食事の世話には数百人のスタッフがあたるらしい。
1月20日に行われる大統領就任式の当日は、任期を終えたブッシュ前大統領一家が午前10時頃ホワイトハウスを去り、その日の午後4時にはオバマ新大統領一家が到着するのだ。
前大統領の荷物を運び出した後、今度は新しい一家の靴下をタンスの引き出しにしまい、家具を配置し、絵を壁にかけ、家族写真を飾り、キッチンには好物のスナックを用意しなければならない。
こうした仕事のすべてを6時間以内に完了させるらしい。 90人のスタッフを総動員して。
引っ越しのごたごたが落ち着けば、どの部屋を寝室にしたいか?浴室にはどんなブランドの歯みがきを用意すればいいか? 食品庫に常備しておいてほしいスナックは?、といったことを大統領夫人から細かく聞く。
ブッシュ第43代大統領は堅焼き菓子のプレッツェルが好物で、これが2002年に大問題を起こしたことがある。ホワイトハウスの寝室でアメリカン・フットボールの試合を観戦していて、プレッツェルを喉に詰まらせ、気を失って倒れたのだ。その後、意識を取り戻したものの、一部始終を見ていたのはペットの犬だけという危機的な状況だった。
父親のジョージ・H・W・ブッシュ第41代大統領は、出身地であるテキサス州のホームメード・アイスクリームを好んでリクエストしたという。
大統領になってみなくては知ることのできないホワイトハウスの内側。ご興味のある方は、「ナショナル ジオグラフィック日本版」1月号をご覧ください。
ホワイトハウス