2009.01.29

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未曾有

 

1月29日(木)
「未曾有」という言葉を最近、耳にすることが多く感じるのは私だけだろうか?
以前から良く使われていたが気づかなかっただけ?
麻生総理が読みまちがいをしてから「未曾有」という言葉を耳にするようになった?
本来「未曾有・みぞう」とは、奇跡の意味のサンスクリット語「adbhuta」が漢訳された仏教用語で仏の功徳の尊さや神秘なことを賛嘆した言葉らしい。
日本では「未だ曾て有らず」(いまだかってあらず)と使われていたが鎌倉時代末期には善悪の両方の意味に使われるようになり現在では、「未曾有の事件」とか「未曾有の不況」とか悪い言葉で使われることも多い。
その「未曾有の不況」であるが、毎日、どこかの企業が派遣○○千人減らす、○○千人リストラとか、ニュースを賑わしているが、マスコミが煽っている感は否めない。自分たちで自分たちの首を絞めている。企業も今は辛抱の時とか、消費者も自然と購買意欲も減ったりと悪循環のスパイラルである。実際、求人も減っているのは事実であるが「不況」と「企業の業績が悪い」のは別の問題である。不況であっても業績の良い企業もあれば、好景気でも業績の悪い企業もある「不況」を理由にしてはならない。
言葉には、「魂」があります。人が発する言葉には「魂」がある。
自分が発する言葉は、自分が発した方向に導かられるので、ネガティブな言葉「不況」を発するより、ポジティブな言葉を発するようにして頑張らなければならない。